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心が繋がる喜びをあなたへ

ママシンガー ボイストレーナー 山口沙織

学生時代バンドマンだった父親と、友人でファンの一人であった母親

三人兄弟の真ん中。唯一の女の子で育ちました。

父の歌う60’sRock,Folk,BlackMusicに影響を受け

お家では父と大きな声で歌う子どもでした。

すごく人見知りの内弁慶で、外だと何にも言えない子。

幼稚園では先生が私の声を聞いたことがないと

母に伝えるとゆうエピソードもありました。

幼い頃受けたいじめや誘拐の経験から

人と目を見て話すことも苦手で、

人と対面する時は特に、

いつもどこか心が落ち着かないで成長しました。

「目を見て話す事が出来ない人は信用できない人だ」

誠実と評判の方がこう力説されていた時は、

自分は人に信用を与えられない人間なんだと、

とても落ち込みました。

人と接していない時でも

突然の理由もない不安や恐怖感やフラッシュバック

自分だけが早送りしているような不思議な症状などは日常的で、

今思えばPTSD(心的外傷後ストレス障害)

の症状だったと思うのですが、

子どもの自分ではそんなことわからず、

思春期の頃は過呼吸症候群でよく倒れたりしました。

自分の心の弱さが原因なんだ、性格が良くないんだ。

そう自分の劣等感として感じていました。

そんな不器用な私が、

心落ち着ける居場所。それは音楽の世界でした。

メロディーやリズムが心の解放を手助けしてくれて

歌っている間は、舞台に立っている間は

心の目で相手を見る事ができる自分がいました。

ミュージカルなど芝居で役を演じる経験では

自分以外の誰かになれる事で、役作りを通じて

自分の中に強さが芽生えてゆきました。

歌を通じて出会う仲間達は

私の不器用を個性として受け入れてくれました。

歌うことの楽しさを教えてくれた両親は

いつだって私の歌を喜んで聴いてくれました。

音楽や舞台での活動を経験して、様々な人と出会う中で

人と向き合う勇気が生まれました。

心が繋がる喜びをたくさん感じる事ができ、

今の私がいます。

人は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せなのだ。

アメリカの哲学者・心理学者ウィリアム・ジェームズの残した名言に

「人は幸せだから歌うのではない。歌うから幸せなのだ。」

という言葉があります。

私の人生を表す言葉だなと感じています。

​支えてくれる仲間や応援してくれるファンの方々

家族の存在や、かわいい息子達の誕生や

ふりかえれば幸せな出会いが沢山ありました。

想いを伝える手段はいくつもあります。

とても便利な世の中になりました。

ですが、その便利さが故に

心のコミュニケーションが複雑になっているように

感じることも多々あります。

人と向き合う事が苦手だ

自分に自信が持てない

伝えたい事がなかなか伝えられない

あなたへ

「心が繋がる喜び」を届けたい。

シンガーそして、ボイストレーナーとして

​常に感じている想い、願いです。

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